浜松町の過緊張・強ストレス専門サロンの岡本真由美です。
豊胸している方の施術。私がうつ伏せにしない理由

以前、当サロンには美容医療の「術後ケア」の方も多く来られていました。私はインディバの術後ケアには少し思うところがありサロンには術後ケアのメニューは置いていないのですが、インディバで検索して見つけてくださり「どうしても」とご連絡をくださる方はお受けしていました。
豊胸、糸リフト、脂肪吸引。そうした方の施術で、私が必ず気をつけていることがあります。今日はその中でも「豊胸」について書いてみたいと思います。
美容医療を受けた後は、施術の前にお申し出ください
最初にお伝えしたいのですが、私は守秘義務を必ず守ります。クライアントさんの情報は家族にも話したことはありません。それに昨今は美容医療を全く何も受けたことがない(注射一本、レーザーも)という方はかなり少ないので隠すことでもないですし、最初に教えていただけると安心して施術を進められます。プライベートサロンの「秘密厳守」の記事を読む。
豊胸には、大きく三つの方法がある
豊胸には主に、シリコンなどのバッグを入れる方法、ご自身の脂肪を注入する方法、そしてその二つを組み合わせたハイブリッドの方法があります。方法によって、術後に気をつけることが少しずつ違います。
また、術後の過ごし方はクリニックや執刀医によって方針が異なります。当サロンでは、まず担当の先生からどのような指示を受けているかを確認し、それを最優先にしたうえで、何ができるかを考えるようにしています。術後に当サロンの施術を受ける方は、少なくとも1ヶ月以内の期間中は執刀医に確認された方が安心です。
なぜ、うつ伏せを避けるのか
脂肪注入の場合、注入した脂肪が体に生着するためには、周りから血流が届くことが大切だと言われています。そのため、術後しばらくは胸を強く圧迫しない、またマッサージなどは避ける、激しい運動を避けるよう指示されることが多いようです。バッグを入れている場合も、強い圧がかかることで違和感や痛みが出たり、形への影響を心配されたりする方がいらっしゃいます。
担当医から当サロンでの施術をOKされた場合でも、私は、豊胸をされた方には術後少なくとも1か月、できれば2か月は、うつ伏せの姿勢や胸まわりへの強い圧を避けるようにしています。胸まわりに分厚いタオルを当てる形で胸だけを守るような施術をしても、太い動脈を押さえてしまうとそれだけで血流が悪くなると考えられるし、特に脂肪豊胸のような不可逆的な施術(思ったより定着しなかったとき、もう一度注入するための脂肪が体に残っていないこともあります)は術後の過ごし方で後から後悔することがないようにすることをお勧めしたいです。
同じように、顔に糸やヒアルロン酸を入れている方も、少なくとも1か月は顔に圧がかかるうつ伏せをしないようにしています。ヒアルロン酸を多数施術している先生方が発信されているように、ヒアルロン酸は周りに皮膜ができるまでの間は移動しやすいので、1ヶ月を過ぎても施術部位を強く圧迫するのは心配です。
脂肪吸引をした場所は、また別の考え方で
一方、脂肪吸引をされた方の場合は、医師の許可が出たあと、吸引した部位を中心にインディバを使ったケアをご提案することがあります。最近はインディバ=術後ケア、として定着してしまっていて、独断でインディバを受ける方が増えているようですが、それでも抜糸前は避けた方が良いというのが私の考えです。これは形成外科の先生とセミナーでお話しさせていただいた時に聞いたのですが、傷の治りはなんといっても術後の過ごし方。傷を動かす、そして紫外線。これを避けるだけで仕上がりが違うそうです。傷口を動かさないようなインディバの当て方は可能なのですが、メリットとデメリットを考えた時に見合わないかなと思うので、私の身内なら抜糸前のインディバはやらなくていいと言います。
いずれにしろどの場合も、判断の基準になるのは執刀医の指示と、その日の体の状態です。
胸まわりに触れなくても、過緊張のケアはできる
胸まわりを避けると聞くと、施術が物足りなくなるのではと心配される方もいらっしゃいます。けれど、過緊張の方のケアは胸まわりを避けても十分可能です。美容整形をしているから、あきらめなければならないことはありません。仰向けでも背中のケアはできますし、呼吸に関わるのは胸だけではありません。触れるところで十分に対応可能です。手術は何度も出来るものではないので、後からあの時無理しなければよかった、と思うようなことはしないに越したことはありません。
余談:10年後の「抜こうかな」というご相談
実は長くサロンをしていると、シリコンを入れて10年以上経った方から、「抜こうかな」というご相談を受けることも少なくありませんでした。日本ではなく海外で入れてきたという方もいて、ロサンゼルスでは日本よりシリコンバッグを入れている方が多く「周りがみんな入れていた」とのこと。
年齢とともにデコルテが削げたような感じがして、入れたシリコンバッグの形が浮いて見えるようになった、肋骨が凹むと聞いて怖くなった、というお話も聞きました。そして印象的だったのは、「抜いたら、その後もう一度入れますか?」とお聞きすると、「もういいかな」と答える方が多かったことです。
入れる選択も、抜く選択も、その時々の自分にとって大切な決断です。私はそのどちらかを勧める立場ではありませんが、どんな選択をした体であっても、今の状態に合わせて安心して受けていただける施術をしたいと思っています。