浜松町の過緊張・強ストレス専門サロンの岡本真由美です。
この後のご予定は?|私が次の予定を聞く理由

私は、クライアントさんのプライベートには立ち入りません。もちろん秘密厳守。聞いたことを口外することも決してありません。それでも施術の前に、「この後のご予定は?」とお聞きすることがわりとあります。これは個人的な興味からではなく、施術に関係があるからです。
その答えによって、施術の内容を変えているのです。
予定によって、施術は変わる
当サロンに来られるクライアントさんの職業はさまざまですが、共通しているのは、みなさんとにかく多忙だということ。日々判断や決断を重ね、責任は重く、クリエイティブで何かを生み出し続けている方も多くいらっしゃいます。来店される時間帯も人それぞれで、仕事の合間なのか、仕事が終わった後なのか、休日なのか、長くお付き合いしている方でなければ分かりません。
だからこそ、この後の予定を伺うことがあります。この後すぐに寝るのか、仕事に戻るのか、人に会うのか。それによって、同じ体の状態でも、施術で目指すところがまったく違ってくるからです。
キラキラした予定じゃなくていい
なぜ今日この記事を書こうと思ったかというと、先日ネットで気になる意見を見かけたからです。美容院で次の予定を聞かれるのが苦手だ、何もキラキラした予定がないのに聞かれると答えづらい、というものでした。「家に帰るだけです・・・」って言うと会話が盛り上がらない気がする、という意見にたくさんの賛同のリプがついていて、思わずブログを書いています。
その気持ちはよく分かります。なんとなく気恥ずかしい気がするのだと思います。でもきっと、その美容師さんも、興味本位で聞いているのではないこともあるはずです。少なくとも私の場合は、本当に正直に答えていただければ十分です。「この後は寝るだけです」「汗だくで育児に戻ります!」、で大丈夫です(私も経験者)。今から表参道や銀座でブランドショッピングです、なんて言わなくていいんです。答えを聞いた瞬間、施術の組み立てに頭がフル回転なので、余計な詮索している余裕ないんです、正直。
事例1:徹夜明けで、寝る前に来店してくださる方
デジタルクリエイターやIT系の仕事の方には、夜中にリモートで一人、ゴリゴリ仕事をしている方も多くいらっしゃいます。エリア的なものか、とても多いです。そういう方は、昼間に来店されても、この後の予定は「今から寝ます」だったりします。
中には30時間くらいぶっ通しで働いてきて、体はくたくたなのに、頭はカフェインでギンギンに冴えていて、とても眠れそうにない、という方も。「このまま寝たら目がやばい気がするんです。ここに来るまでも、見えてるんだか見えてないんだかって感じで」とおっしゃった方もいました。「見たものが脳に届くまでになんか時差ができてる気がする」ともおっしゃる方もいます。
こういうときは、とにかく過緊張を取って眠れるようにすることが最優先です。頭や目のまわりの施術も、この後の予定や、ご自宅までの距離によって、どこまで深く入るかを変えています。メイクを落としても大丈夫か?髪は整える必要があるか?などです。徒歩やタクシーで帰られる方と電車に乗る方でも変わります。
事例2:大事な予定を控えた会社員の方
会社員としてバリバリ働いている方の中には、「帰りにここに寄るのを楽しみに、一週間耐えました。泣」と言ってくださる方も多くいます。施術の後は、会食があったり、ただ帰るだけだったり、時には遠方のご実家に帰る、ということもあります。
中には、明日社員証の顔写真を撮り直すので調子を整えたい、面接があるので万全で臨みたい、という方も。本番直前でぼーっと眠くならないように、そういう日は、ほどよくゆるめつつ、どちらかというと頭がすっきり冴える方向に組み立てます。これは手技だけではなく、部屋の明かりや香り、会話の内容まで、それに合わせています。
事例3:夜勤明けの看護師さん
夜勤明けに来られる看護師さんもよくいらっしゃいます。ERや手術室のオペ看と言われる看護師さんなど、中でも特に強い緊張を強いられる現場で働く方々です。ミスが許されないという強い責任感から、体のメンテナンスへの意識もとても高い方が多いです。
私事ですが、子どもが小さい時に何度か夜中の救急外来にはお世話になりました。インフルエンザや中耳炎。まだ会話ができない頃は泣き声にこちらも焦りますし、夜勤の医師や看護師の先生が光り輝いて見えました(本当です)。この人たちがいなくなったら困る!!私も個人的につい力が入ります。
それはさておき、プロ意識が高く、この仕事をできるだけ長く続けたいと思っている方たちのために、私は次の勤務でのパフォーマンスを上げることを意識しています。「まだまだこの仕事を続けられる」と思っていただけるように、張りつめた体を軽くすることに特に力を入れています。
事例4:人前に出る仕事の方
経営者やフリーランス、芸能関係など、取材で写真を撮られたり、人目に触れたりする仕事の方も多くいらっしゃいます。この後に撮影が入っている方には、それを何より優先します。顔に跡がつかないように、内出血を起こさないように、細心の注意を払います。
バストアップの撮影なので首を長く見せたい、といった美容寄りのご希望をいただくこともあります。テレビが家からなくなってもう何年も経ち、事情に疎いのもあるのですが、もちろん、どのクライアントさんに対しても秘密厳守は大前提です。
サロンのパフォーマンスを考えてのことです
以上のような理由から、私は施術の前に次の予定をお聞きしています。個人的な興味は、まったくありません。自分でも美容院やネイル、まつ毛などお客様側になることはあるのですが、次の予定を聞かれて悩んだことがなかったので、そういう方もいらっしゃるんだということを知り、書いてみました。
次の予定を聞いておくと、施術を組みやすくなるのでパフォーマンスが上がります。お互いより良い時間になれば良いと思っています。