頭・顔・手の関係。「ホムンクルス」から考える脳疲労と過緊張

脳の中で体の各部分が受け持つ広さを人の形で表した感覚のホムンクルス。顔や手が大きく描かれている
Wikipedia:Cortical homunculus

浜松町の過緊張・強ストレス専門サロンの岡本真由美です。

過緊張・強ストレスの方の施術で、私が特に重視しているのが、頭と顔、そして手です。経験から始めたことでしたが、あとから学んだ「ホムンクルス」という考え方で、その理由に合点がいきました。顔と手の緊張や疲れにアプローチすることが、なぜ頭の疲れや眠り、気持ちの切り替えにつながるのかをお話しします。

目次

脳の中の小人、ホムンクルス

ホムンクルスというのを知っていますか?ホムンクルスとは、体のどの部分が脳の中でどれくらい対応しているかを、人形で表したものです。カナダの脳外科医ペンフィールド博士の提唱で、私はリメディアルセラピーを学んでいたときに初めて知りました。とてもインパクトがあったのですよね。つまり脳は、顔と手から届く感覚に、とても多くの場所を割いているのです。それだけ顔や手は敏感な部分ということですね。私は学校で思わず「あー、だからか」と、とても腑に落ちた気分になりました。

脳の中で体の各部分が受け持つ広さを人の形で表した感覚のホムンクルスについて、浜松町の過緊張・強ストレス専門サロンが学んだこと

経験が先、理屈があと

私は、過緊張・強ストレスの方の施術で、以前から頭と顔、手に時間をかけてきました。最初は理屈を先に知っていたわけではなかったのですが、自分自身が施術を重ねるうちに、どこをほどくと緊張がほどけるのかを感覚で掴んでいたからでした。リラクゼーションのサロンじゃなくても、フェイシャルの施術で眠ってしまったり、アイサロンでまつ毛を触られているうちに眠くなるということはありませんか?私はあります。特にアイサロンは目も瞑るのでおでこや目を優しく触られるあの感覚はもう、体が緩んで眠気が我慢できなくて・・・。

クライアントも、特に顔にインディバを当てると途中で眠ってしまう方がとても多いのです。背中や肩の施術ではまだ会話が続いていた方が、顔に移ったとたん、数分で寝息を立て始める。もちろんこりの度合いや手技とのバランスによっても変わりますが。脳と顔の深い結びつきをまずは実践で学んで、あとからホムンクルスを学んで、答え合わせになった気がしました。

顔の緊張をほどこうと、みなさん頑張っている

過緊張・強ストレスの方の顔に触れると、いくつかのパーツに共通したこわばりがあります。やはり一番多いのは、食いしばりです。歯がすり減ってしまい歯科医で指摘を受けてマウスピースをつけて寝ている方も多いです。マウスピースは歯を守る役目ですが、食いしばりが起きている原因そのものにはアプローチしないため、顎や側頭部の疲れは解消できなくて悩まれています。ボトックスを定期的に打っているという方も多いですね。ですが、注射がどうしても怖いという方も少なくありません。打った後の独特のだるさが苦手だという方もいます。

他にはやはり目の疲れによって目の周りに余計な緊張が起きて、シワができている方。これもボトックスを打っている方がわりと多いのですが、目の周りは小さな筋肉が多いので上手なドクターを選びたいものです。ちなみにボトックスを打った後は3週間はインディバを直接その部位には当てないようにした方が良いと考えています。

頭が休まらない疲れ、いわゆる脳疲労を抱えている方ほど、この顔のこわばりが抜けにくいと感じます。脳が顔からの感覚を大きく受け取っているのだとしたら、こわばった顔にアプローチすることで、休みたい脳に向かって合図になりうるのではと考えています。

手こそ、過労しているパーツ

ホムンクルスでもう一つ大きく描かれているのが手です。この手こそ、酷使している方が多いのではないでしょうか。PC、スマホ、他にクリエイターの方や看護師、美容師、他にアーティスト系の方など。クライアントが仰向けに横になると、手の向きでその人の手の使い方がわかったりします。ご本人は何気なく仰向けになっただけのつもりですが、腕が内側に巻いていたり逆に開いていたり、手をパーにするのがつらい人や肘が真っ直ぐに伸ばせない人など。この、手の酷使は頭のストレスや脳疲労と無関係ではないように感じています。

当サロンでは、過緊張・強ストレスの方の手の施術は大切に考えています。インディバだけではなく、手先から腕、肩、首、頭へのつながりの緊張を解くアプローチもしています。

過緊張・強ストレスの方の手にインディバを施術している様子。浜松町の専門サロン

施術のあと、頭が切り替わる

顔と手、そして頭の施術の後クライアントからよく言われるのが、デザイナーやクリエイターの仕事をしている方からは「新しいアイデアが浮かんだ」とか「スイッチが切り替わった感じ」と言われたりします。これは私も自分で実際に体験しているのでよくわかります。頭の中のモヤモヤが晴れた感じがして、前向きになったり新しいアイデアが次々浮かんで、忘れないように書き留めておきたくなる。そんな感じです。そう、私自身も手をとても酷使する仕事で、指先や手のひら、時には腕も使うので、この辺が疲れた時の頭への影響などは自分でもよくわかっているつもりです。

顔と手は、脳にとってとても大きな場所です。だからこそ、そこをほどくことは、頭を休ませる近道になる。経験から始めた施術に、今は確信を持っています。


過緊張・強ストレスについては「過緊張・強ストレスとは」、インディバについては「インディバについて」にまとめています。

画像:OpenStax College, CC BY 3.0, via Wikimedia Commons

当サロンの施術は、25歳で原因不明の不調を経験してから四半世紀以上、自らの体で積み上げてきた経験と学びをもとに、岡本真由美が独自に組み立てたものです。

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