浜松町の過緊張・強ストレス専門サロンの岡本真由美です。
マッサージ後にできるあざ。もみ返しとの違いと「強揉み」について

マッサージを受けた翌日、肩や二の腕などにあざができていたことがありませんか?そしてマッサージをした部分がなんとなく痛い、だるい。このような、いわゆる「もみ返し」や「あざ」で困ったというお話をクライアントさんからよく聞きます。
マッサージ後の「あざ」ができるわけ
あざ、といっても皮膚的なものや生まれつきなものもありますが、今回お話しするのは内出血によるあざ。一般的に青あざ、紫色になるあざです。皮膚の下にある細い血管が、何らかの刺激や圧によって傷つき、血液が皮下に漏れ出した状態です。転んでぶつけたときに青あざができるのと、基本的には同じ仕組みです。マッサージの場合は、
強い圧を一点に集中してかける
同じ場所を繰り返し揉む、押す
皮膚を擦る、吸引などで強い刺激を加える
といった刺激によって、毛細血管が傷つき、あざにつながることがあります。特に皮膚が薄い方、血管がもろくなっている方、もともとあざができやすい方などは、同じ刺激でもあざができやすくなります。
年齢によってあざができやすくなることもありますし、抗凝固薬や抗血小板薬など(血液をサラサラにする薬です)、出血しやすさに影響する薬を服用している場合は特に注意が必要です。
「あざ」と「もみ返し」は別のもの
ここは混同されやすいところですが、あざともみ返しは本来は別々のものです。
一般に「もみ返し」と呼ばれているのは、施術後に筋肉痛のような痛みやだるさなどが出る状態を指して使われることが多い言葉です。
一方、青紫色などの目に見えるあざは、皮下で出血が起きている状態です。
マッサージ後にはこの二つが同じ時期に起こることが多いため、ごっちゃになっていることが多くあります。
あざができたら、どのくらい様子を見ていい?
軽いあざで、時間とともに色が薄くなり、小さくなっているのであれば、多くの場合は徐々に吸収されていきます。青紫色だったものが、緑色や黄色、茶色っぽく変化しながら薄くなっていくことがあります。
ただし、
あざがどんどん広がる
強い腫れがある
かなり強い痛みが続く
触っていなくてもズキズキ痛む
手足のしびれや動かしにくさがある
出血しやすくなる薬を飲んでいる
原因不明のあざが身体のあちこちに増えている
といった場合は、「マッサージを受けたから」と自己判断せず、医療機関へ相談してください。特に、施術を受けていない場所にも原因不明のあざが繰り返しできる場合は、別の原因が隠れていることもあります。
「痛いほど効いている」は本当?
長く施術の仕事をしていて、私が非常に気になる考え方のひとつが、
「強いほど効く」
「痛いぐらいに強く揉まないと、強いこりはほぐれない」
というものです。これは、私は別のものとして考えています。
強く押すことと、深いところへ刺激を届けることは同じではありません。むしろ身体が「痛い」「怖い」と感じるほど強い刺激を受ければ、無意識に身体を固めて防御することがあります。muscle guarding(筋性防御)と言われるものです。人は、痛みを感じるほど強い刺激が入ると、身体はそれに対する防御反応として無意識に筋肉を収縮させます。いわゆる“力が入ってしまう”状態です。
肩のこりをほぐしたいのに、痛すぎて肩に力が入ってしまう。
痛みに耐えて歯を食いしばったり、呼吸を止めたりしてしまう。
過緊張と強ストレスを解きたいのに、これでは逆に緊張とストレスを与えてしまっていますよね。
強い揉まれ感はあるけど、強く揉んではいない
私の施術では、単純に圧を強くして筋肉を押しつぶすようなアプローチはしていません。
当サロンでやらないことは
何か道具を使ってのゴリゴリ、グリグリという刺激
皮膚を強く擦る
バキバキ骨を鳴らすような整体的な手技
などです。
リメディアルセラピーで学んだ筋肉へのアプローチにINDIBAによる深部加温とを組み合わせながら、必要なところには深く入ります。
でも、深い=痛い、ではないと考えています。
そして「翌日痛くなるくらいやったから、よく効いた」という考え方もしていません。
長時間の仕事や緊張で身体を固めている人ほど、普段から身体は十分に頑張っています。そこへさらに「耐える刺激」を加えるより、余計な防御反応を起こさせず、身体が力を抜ける状態をつくりながら必要な場所へアプローチする。
それが、私が考える施術です。
もちろん、人の身体に触れる以上、どんな施術でも反応には個人差があります。中にはとても痛がりな人や、刺激に慣れていて鈍感になっている人もいます。それでも私は、強いではなく、深い。深さと心地よさを両立させて、施術後に身体へ余計な負担を残さないことというのを、大切にしています。
私自身があざ、もみ返しが苦手
私が用いるスウェディッシュマッサージやディープティシューという手法は、指圧でひたすら力任せの強い圧を加える手技や、鋭い刺激を行っていません。かといって優しいやわもみでもありません。組織に対してはしっかり深く入っていきます。
深層の筋肉にアプローチする時は、圧の感じ方を10段階として5-6くらいを目指します。これに高周波機器のインディバによる深部温熱の併用で、手の届きにくい深部を溶かすようなイメージでゆるめていきます。
これはトレーニング時代からかなり厳しく指導を受けました。適切な圧が適切な方向から入れられるように、ベッドの高さや姿勢からチェックされ、指だけで表面的な刺激になっていないか、時には厳しい指導で泣いたことも・・。でもその時に指導を受けて本当に良かったと思っています。深夜まで同期と練習しあったのは今では良い思い出です。
私自身、皮膚が薄く色が白めなこともあり、内出血やもみ返しが起こりやすいタイプでもあります。特に女性のクライアントさんには同じような方が多く、もみ返しやあざが嫌で当サロンを探して来てくださった方が少なくありません。
技術系やアーティスト、クリエイター、ITなどの専門職で首、肩のこりが強く、どうにかしたいとどんどんと刺激の強い施術を受けるうちに、痛みや刺激に慣れてきてしまい、もみ返しが起きても仕方ないと割り切っている方もいらっしゃいます。
「強く揉まれないと効かない」と思ってきたけれど、あざやもみ返しはできれば避けたい。そんな方にも、深く届く施術があることを知っていただけたらと思います。